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モスラ (架空の怪獣) : ミニ英和和英辞書
モスラ (架空の怪獣)[しし, けもの]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [か]
 【名詞】 1. unit of equipment 2. rack
架空 : [かくう]
  1. (adj-na,n,adj-no) aerial 2. overhead 3. fiction 4. fanciful 
: [そら]
 【名詞】 1. sky 2. the heavens 
: [かい]
 【名詞】 1. mystery 2. wonder
怪獣 : [かいじゅう]
 【名詞】 1. monster 
: [しし, けもの]
 【名詞】 1. beast 2. brute 

モスラ (架空の怪獣) : ウィキペディア日本語版
モスラ (架空の怪獣)[しし, けもの]
モスラ (Mothra) は1961年(昭和36年)の映画『モスラ』を始めとする東宝製作の怪獣映画に登場する架空の怪獣ゴジララドンと並び東宝三大怪獣と称される。
== 特徴 ==
『モスラ』での初登場以降も多くの作品で活躍し、その外見や登場作品のファンタジックな作風が相まって、東宝怪獣では女性人気が一番高い。
"moth" の名の通り、翼開長100メートルあまりの巨大なの怪獣である。卵から孵化した幼虫は繭を作って化し、さらに成虫へと羽化する。また、幼虫が繭を作る際に吐く糸は、戦闘時には敵を絡め取る手段として使用される。繭の形状はカイコに似るが、成虫の姿はカイコガやその原種クワゴには全く似ていない。幼虫期は一齢しかなく、初齢幼虫が直接蛹に変態する。成虫の前翅には大きな目玉模様がある〔これは多くの鱗翅目昆虫に見られるもので、本来天敵である鳥類を威嚇するためのものである。昆虫専門誌『月刊むし』は、「モスラにこのような目玉模様がある以上、(作品世界における)地球には少なくとも体長数100mの鳥が存在するに違いない」と指摘している。〕。
成虫はヤママユガがモデル(羽の模様のみヨロイチョウがモデル〔 〕〔江戸時代の文献に出てくるオオムラサキの別名がヨロイチョウであるものの相似点が希薄とされていたが、ヒオドシチョウの別名がヨロイチョウであるとする見識もあり、翅の朱色と黒の模様に相似点がある。黒い前翅と朱の後翅の配色はヒトリガを、前翅の特徴的な眼状紋クジャクチョウをモデルにしたものと考えられる。〕ともされる)と言われており、白一色のカイコ蛾と比べてカラフルな色合いとなっている(このことから「極彩色の怪獣」とも呼ばれる)。また、カイコ蛾の羽は退化して羽ばたけないのに対してモスラは強靭な羽を持っており、太平洋も楽々と渡れるほどの飛行能力を有する。
講談社の『モスラ対ゴジラ』の小説版では、「相次ぐ地球の異常気象による気候変動によってヤママユガの一種がインファント島で進化したもの」とされており、これは『ゴジラvsモスラ』での設定の基にもなったという説もある。
初期作においてはゴジラを上回る巨体も特色であり、『モスラ』の原作と初期稿においては、「過去に出現したゴジラよりも巨大な体躯である」と語るシーンが存在した。『モスラ対ゴジラ』の成虫がゴジラとの対比でその大きさを表現したのを最後に、この点は描かれなくなった(『ゴジラvsモスラ』の幼虫は日本上陸時期には巨大だが、ゴジラとの交戦時には生まれたてで小さいという表現となっている)。
成虫は鱗粉を出して相手を混乱させる技を得意とし、これでゴジラなどの敵怪獣を何度も苦しめている。ただし、『モスラ対ゴジラ』と『ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS』では「鱗粉を失うと羽がもろくなり飛行能力を失う(つまり死亡する)」という設定があるため、まさに「最後の攻撃」と言える(事実、2作とも成虫はゴジラに敗れ、その打倒を幼虫に託す)。水中戦は苦手で、『モスラ2 海底の大決戦』でのダガーラとの水中戦には苦戦している。『モスラ2』ではダガーラに対抗するために水中モードモスラやレインボーモスラ、『モスラ3 キングギドラ来襲』ではキングギドラに対抗するために鎧モスラへと変化する。平成モスラシリーズには「一度は敵に敗れ、それに対抗するために新たなモスラになり、再戦を挑みこれを倒す」という演出が多く見られ、これがモスラという怪獣自体の定番となっている〔『ゴジラ FINAL WARS』には最後にガイガンと対決した際のファイヤーモスラがあるが、これはパワーアップではない。〕。
登場が予定のみに終わった作品としては、『地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン』の原型となった『ゴジラ対ガイガン キングギドラの大逆襲!』(幼虫)、『ゴジラ対メカゴジラ』の原型となった『大怪獣沖縄に集合!残波岬の大決斗』(成虫)がある。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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